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2026.07.01

シーク教の精神に学ぶ「赦し・和解・平和」 ― Gakurin Global Lecture Seriesを開催―

学林では2026年6月19日、「庭野日敬スクール・フォー・グローバルリーダーシップ(Nikkyo Niwano School for Global Leadership)」の学びの一環として、「Gakurin Global Lecture Series」四科合同講義「シーク教の世界―赦し・和解・平和のための諸宗教協力」を開催した。学林生をはじめ関係者がオンラインで参加し、宗教の違いを超えた対話と協力による平和の実現について学びを深めた。

庭野日敬スクール・フォー・グローバルリーダーシップは、庭野日敬師の理念と実践を受け継ぎ、仏教・法華経の学びを基盤に、現代社会や世界の諸課題に向き合い、平和な世界の実現に貢献する人材の育成を目指している。今回の講義も、諸宗教の教えと実践から学び、宗教間協力を通して平和への実践力を養う機会として実施された。

講師には、英国を拠点に世界各地で宗教間対話と平和構築に取り組むシーク教の精神的指導者、バイ・サーヒブ・モヒンダー・シン師と、女性のエンパワーメントや宗教間協力を推進する国際的リーダー、ラヴィンダー・カウル・ニジャール師を迎えた。

 

開会にあたり、学林学長・杉野恭一は、学林における仏教・法華経の学びは、自己の信仰を深めると同時に、多様な宗教や文化に学び、人類共通の課題に向き合うためのものであると述べ、今回の講義がその学びを深める機会となることへの期待を寄せた。

ラヴィンダー師は、シーク教の歴史や教えを紹介し、「すべての人間には等しく尊厳がある」という精神のもと、宗教や民族、性別を超えて互いを尊重することの大切さを語った。また、宗教や社会的立場を問わず、誰もが食事を共にする「ランガル(無料食堂)」の実践を紹介し、信仰が日々の奉仕や社会への働きかけとして具体化されていることを示した。さらに、宗教間対話について、「違いをなくすのではなく、違いを認め合いながら共通する価値を見いだすこと」が平和な社会につながると語った。

続いてモヒンダー師は、「赦し」を人間の内面を変革し、社会の癒やしや和解へとつながる宗教的実践として紹介した。慈悲、謙虚さ、真実、誠実さなどの徳を育み、自らの欲望や執着、怒りと向き合うことの重要性を説くとともに、「人類は一つの家族」という考えのもと、宗教の違いを超えて互いの尊厳を守り、社会全体の幸福のために行動することが平和への道であると語った。

講演後には、杉野学林学長の進行のもと、学林生との対話が行われた。学林生から「理想と現実とのギャップに直面したとき、どのように歩み続ければよいか」との問いが寄せられると、ラヴィンダー師は「まず一人の人とつながることから始める」と語り、小さな一歩を積み重ねる大切さを伝えた。モヒンダー師からも、自らの信仰に立ち返り、慈悲や謙虚さ、愛といった徳を日々育むことの重要性が示された。

今回の講義は、学林生にとって、異なる宗教の教えや実践に触れながら、人間の尊厳、奉仕、対話、平和への願いといった普遍的な価値を見つめ直す機会となった。また、宗教の違いを超えて互いに学び合い、共に行動することが、現代社会の課題に向き合い、平和な社会を築く一歩となることを学んだ。

学林では、庭野日敬スクール・フォー・グローバルリーダーシップを通して、庭野日敬師の理念と実践を次世代へと継承するとともに、仏教・法華経の学びを基盤に、国内外の宗教者や教育・研究機関等との対話と交流を重ね、多様な価値観を尊重しながら、人々と協働し、社会や世界の平和に貢献する担い手の育成に取り組んでいく。

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学林は、実践的仏教と諸宗教対話・協力のためのグローバルトレーニングセンターです。
The Gakurin Seminary is a global training center for engaged Buddhism and interfaith action.
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